世代を超えて、時代を超えて
―ある日、ある時、先輩と後輩―(第三回)

投稿日:2020年6月20日(土) 投稿者:京浜同窓会事務局

第7章 「 外国での生活の特徴(日本と比べたドイツの場合)」


博士号取得後直ちにドイツStuttgartのMax-Planck固体研究所着任(菅氏)

菅:国際化の流れの中で多くの同窓生が外国に行く機会が増加してきたと思います。私たちの在外経験の中で他の方々にも有用な体験があれば紹介し、また他の方々の有用な体験を今後紹介していただくきっかけとしたいと思います。まずは外国での食生活ですが、家族や夫婦で滞在する場合は別ですが、単身で滞在する場合はどうしても外食が多くなりますよね。その際の課題をいくつか挙げておきたいと思います。まずアジアやアフリカの低開発国に滞在する場合ですが、飲み水の質の問題がありますね。不注意に生水を飲むと激しい下痢に襲われると言うことはほとんどの方が体験されて肝に銘じられておられるのでは無いでしょうか。少なくとも、どのような水であっても沸騰して飲めるように現地電圧の湯沸しヒーターは持参すると言うのが原則ですね。

一方欧米での外食は継続的に取る場合には量が多すぎるとかカロリーが高すぎるとか言う問題がありますね。若い時にドイツに度々滞在した頃は体重増加も気にはなりませんでしたが、50,60歳を過ぎての滞在となると、あの量にまず辟易します。半分食べられれば良い方です。しかも1月、2月と滞在が長くなるにつれて体重の増加を感じます。欧州はスイス等を除けば野菜や果物が日本の数分の一の価格ですし、ゲストハウスや寮やアパートでの調理施設も整っていますから、自炊をお勧めします。最近ではAJINOMOTOとかGlicoとかNipponhamとか多数の食品メーカーが八宝菜や酢豚、麻婆なす丼、いかチリ、等々多様な調理材料を日本では市販しており、賞味期限も1-2年ありますから中学校や高校の家庭科を取った人であれば外国ででも簡単に好み料理を自作可能です。終日の昼間は会社近くあるいは社内や学内の食堂で食べるとして朝夕週末程度の自炊は簡単です。調味材料を数kgも持参すれば2-3ヶ月の自炊に苦労することは無いと思われます。米が無いとと言うこともよく聞きますが、米の代わりにスパゲエティを使っても結構な創作料理ができます。私自身は最近のドイツ生活5年間では米を買って調理する事など皆無です。

もう一つ全く別の問題としてよく聞くのは、欧米に滞在して柔らかなBedに寝るとぎっくり腰が悪化すると言う話です。私も朝日高校時代体育祭の仮装行列の準備を家でして居る時に、あっとぎっくり腰に襲われ、それ以後も数年に一度再発していましたが、欧州のHotel滞在時は一気に悪化すると言う体験に苦しんできました。大学の後輩には欧米のホテルに泊まる時は床にシーツを移動して其の上で寝ることでぎっくり腰を予防していると言う人も居ます。私自身の考えでは腰が沈み込むことで骨間距離が縮んだり伸びたりすることが神経を刺激するとの結論で、そうであれば腰が沈み込まない対策をすれば良いと思いつきました。腰の下に板をひいて眠るのです。重いものですと旅に持って行くのは大変ですが、幸いプラスティックの板が、まな板と言う名前で市販されています。ここ十年余りは百円ショップで買った軽い小型のプラスティック板を旅に持って行き柔らかBedでは使用して居ますが、ひどいぎっくり腰になることはまずありません。さらに安心のために炎症を抑えることのできるハリックスやロキソニンテープの他塗り薬としてアンメルツやボルタレンゲルなども持って行くように心がけています。朝日高校の同期生の方にもこの対処法を紹介して感謝されたこともあります。

また時差に苦しむと言う話もよく聞きます。個人差もあるようですが私はアメリカで簡単に購入できるメラトニンと言う市販薬をここ20年ばかり使って居ますが、現地時間の夜に合わせて飛行機内で1錠飲むだけで、現地時間の翌朝から平常どおりの仕事ができます。時差で悩んだことは我が人生ではこれまでありません。時代も変わり今後も同窓生の方々が多様な体験をされると思いますので、それらのKnowhowが広く活用されんことを期待しています。

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